ドラグーン
ドラグーン 作者:三嶋 与夢
完結 程よい長編
おすすめ度 :★★★★☆
ストーリー :★★★★☆
登場人物 :★★★★☆
世界設定 :★★★☆☆
勢いと魅力 :★★★★★
これは、一人の脇役が自分の役割を放り出し竜騎兵(ドラグーン)を目指す物語。
剣と魔法のファンタジー世界で脇役ルーデルに与えられた役割は、悪徳貴族の馬鹿息子、主人公の引き立て役というもの。しかし、幼少の頃に見たドラゴンをきっかけに、ルーデルはクルトア最強の騎士ドラグーンを目指してしまった。
脇役の役割という運命に逆らい、まるで真人間のようになってしまったルーデルを待ち構える数々の試練。そして転生者である、主人公であるアレイストの存在。
ドラグーンを目指したルーデルに待つ運命とは――。
ルーデルよ、運命や役割を殴り飛ばしてドラグーン目指して突き進め!
私が大好きな作者さんで、最初に読んだ作品です。
今読み返してみると、荒削りというか、ストーリーや設定に少し「ん?」となるところもあります。
でも、それでもやっぱり面白い!
登場人物、特に主人公ルーデルの魅力、友情・熱血・勝利と昔のジャンプみたいな要素が全詰まりしているところとか。
外伝で入ってくる「マーティを越えろ」の突き抜けた面白さ。サクヤの可愛さ。
長さも程よい長編として、読みやすい量かなと思います。最近は500話とか600話とかもありますので。
途中までの学園編は特に面白いので、ぜひこの作者さん作品で最初に読んで欲しいです。