サラリーマンの不死戯なダンジョン
サラリーマンの不死戯なダンジョン 作者:昼熊
巨大な黒い虎が目の前にいた。
ただのサラリーマン、山岸網綱が気が付くと見知らぬ洞窟の中。
意味も解らず理不尽な状況下で必死に足掻き続けるしか術がなかった。
死が終わりではない。何度も死に、何度も食われ、何度も立ち向かう。
何をすべきか、どれを選択するか。絶望を越えた先に待つ、新たな絶望。
彼はこの輪廻から逃れられるのか。理不尽な状況を乗り越える為に全力で足掻いてみせる。
苦難を乗り越え新たな力を得た男が、己を奮い立たせ立ち向かう。
完結 程よい長編
おすすめ度 :★★★★★
ストーリー :★★★★★
登場人物 :★★★★★
世界設定 :★★★★★
なろうらしさ :★★★★★
なろうの良さは、一般受けするかしないかはわかりませんが、奇抜な発想や、面白い作品が、多数発見できるところです。
最初から商業向けでは怖くて書けないのではと思うくらい、斬新で奇抜な発想の作者さんが『昼熊』さんだというのが、私の感じるところです。
この作品ではないですが、どう考えたら自動販売機を主人公に設定しようと思いつくのか、本当にわかりません。しかも面白いし。
この作者さんのおすすめ作品は他にもありますが、この作品とあと、『独りが好きな回復職』が内容と長さがちょうどよいかと思います。
内容としては転生もので、死に戻りになっています。全部で111話ですが、最初の10話くらいで、気に入っていただけたら、ぜひ読み進めていただきたいです。
続編(暗殺思考のベルセルク)がありますが、そちらは第一部完の状態で終わっています。